自分たちの故郷(ルーツ)を知るために二人は700キロの旅に出た。
そして、僕らは明日を見つめる。
原題は『EXILS』
第57回カンヌ国際映画祭 最優秀監督賞受賞作。
パリの公団に住む26歳の青年ザノ(ロマン・デュラス)は
突然、恋人のナイマを「アルジェリアに行こう』と誘う。
アルジェリアはザノが両親を失った国。
フランス生まれのナルマにとっては未知の故郷。
パリからアンダルシア、
地中海を渡りモロッコ、そしてアルジェリアへ。
わずかなお金と小さなバッグ、
そしてウォークマン。
二人はパリを後にする。
多種多様な音楽が2人の“旅の友”として映画に彩りを与えてる。
これね、観たら絶対にサントラが欲しくなる♪
ラストのトランスは圧巻だったよ。
こんな旅はもうきっとあたしにはできないだろう。
だからこそ、強烈な羨望と熱い想いでスクリーンを見つめてしまった・・・。
そして、旅の途中で交わされた会話にシビレました。
『宗教は?』
『音楽さ』
静岡シネギャラリーにて。
2006.5/21 (40) 通算892本