監督・脚本 高畑勲
原作 いしいひさいち
原作の4コマエピソードで「家族」をテーマにした物語を集めた映画。デジタル彩色でありながら水彩画の画面にするために、1コマ実線、塗り、マスクの3重になっており、17万枚が使用。いつも通りこれにより予算が膨れ上がった。金曜ロードショーでは、2000年に一回放送されただけ。今回台湾旅行でDVDを購入してまさに正解だった。
海外では、この作品がなければ「トイストーリー3」はなかったほどの絶賛ぶりだけど、共通点は見られない。
短編が混ざっているためか途中で飽きてしまう。映画を観ているとそれぞれの家族の立ち位置や尖った癖なんかも観られるも、それ以上全体を通して起きないので、物足りなさはある。描いていない風景画がなくても観客は想像で理解できるのだと最小限なアニメを単位をしれた気もする。