思いつきで高校を中退したアフロの田中は自由を手に入れるために上京します。その後、地元の高校の友達が結婚することになり約束として彼女を連れていくことになってました。彼女がいたことがない田中の隣に完璧な女性の亜矢が引っ越してきてというお話です。
お金も学歴もなく、目立つようなアフロしかないもてない男のモノローグのお話です。原作は未読ですが、マンガを読んでいるように心の声が面白いです。心の声と亜矢など外から見えてるギャップもまた面白いです。
田中は何も持ってないかのように見えますが、定職はあり、旧友も家族もいて完全な不幸話にはなっておりません。また、そこまで亜矢にやらせるかということまでやらせてますので、今までも女性の好意に気付かずといったことはあるのかなと感じました。
お金や学歴、容姿は関係ないところで、実際に日本のほとんどの男性の気持ちを代弁していた印象です。金や学歴があろうが容姿が良かろうが、満たされてない時や自信を持てないことはいくらでもあります。
ただ、大笑いというまでには至りません。そういうことあったな、わかるな、いいなー、そういう風に思いながら観れる作品であり、ある意味リアルな作品です。
最後に、佐々木希は普通でしたが、松田翔太があのようなキャラをやるのかと驚きました。よく演じていますが、ライアーゲームで当たり役と思っていた姿が見る影もないのが、良い役者なんだと思いました。