松居大悟監督デビュー作、数年ぶりの再鑑賞。
松田翔太演じる田中広の高校時代の友人達に堤下敦、田中圭、遠藤要、駒木根隆介。今となっては貴重なメンツになってしまったねぇ。
他にもリリーフランキー、皆川猿時、吹越満と個性的な俳優多数出演で、マンガ原作らしさを盛り上げる。辺見えみりがお母さん役なのすっかり忘れてたけど、いったいどういういきさつでこうなったのか知りたいわ。
田中のアフロヘア、タイトルにもなってるしビジュアルのインパクトもそうとうなんだけど、ストーリーにはほとんど関係ない。それで自虐に走るだとか、他人から揶揄されるだとか、そんなことは起こらない。じゃあなんでアフロなんだ、なんでアフロ田中なんだと、後から効いてくる面白さ。
自由を求めて上京したものの上手くいかない田中が、酔って醜態をさらして「なんか…思ってたのと違うなぁ」って呟くのが、コメディ満載の中だからこそより切ない。
それはそうと、田中が「イケてない仲間」達と交わした約束が作品の重要な要素なんだけど、そもそも「長年付き合ってるカップルで、互いの友達とも交流がある」ってパターンならともかく、そういうんじゃないのに交際相手の友人の結婚式に招待されるなんて、私だったら全然嬉しくない。たいへん申し訳ないけど、むしろ行きたくない。
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