極黒の女子中学生

ざ・鬼太鼓座の極黒の女子中学生のレビュー・感想・評価

ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)
5.0
映画の醍醐味の1つは「現実離れした世界を覗き見ること」だと思う。この作品は鬼太鼓座の若者たちが音と演技で森羅万象や異次元を表現する。
しかし加藤泰は、その幻想的な世界を突如として崩し観客を現実に叩きつける。その瞬間、今まで感じたことのないほどの快感と衝撃を味わえた。ほんとに見終わったあと笑顔が止まらんかった。

2回目以降の視聴では、その快感が薄らいでしまうのが本当に残念。記憶を消してまた見たい。