がんばれ集中力

二十四の瞳のがんばれ集中力のレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
4.3
生徒目線でも先生目線でも観れる秀作。

18年の歳月の中に戦争が絡んでいるので、先生と生徒の交流を描くだけじゃない悲しい現実も多々あるのだけれど、直接的な残酷シーンが無く観やすい。でも、生徒達というよりは個々の人間として登場人物を扱っている為、戦争の残酷さはぐっと近くに感じることが出来る。きっと戦争に関心がない人でも心に何かを感じる作品じゃないかな?と思う。

先生のお見舞いに行こう!と、11人で島を渡り、大冒険並みの行動力を見せたかと思うと道中不安になって泣く、励ます、つられ泣き…のシーン からのうどん啜って集合写真
成人後に7人集まって先生にアレを贈呈するシーン 大好き!!!泣
瀬戸内海と満開の桜の中で歌うカットも良い。カラーフィルムなら感動は特別かな。



高校の時に、産休の先生の代わりに数ヶ月間担任をしてくれた村ちゃん。お別れの時にみんなでDiorの口紅贈ったな〜。最初は不器用で怒りっぽくていけすかなかったけど、代打なのに生徒思いで素直に心開ける数少ない先生だった。卒業してもお別れ会の集合写真何回も見返したり。
忘れられない濃い時間が優しくリンクしている。
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