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二十四の瞳のkurageのレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
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岬の分校に配属になった新米先生、大石先生と初めての教え子たちの人生が戦争によって翻弄されていく。
「あんなにかわいい瞳を私、どうしても濁しちゃいけないと思ったわ」
田舎の慣習に馴染めずに悩む新米先生の心に灯った思いが言葉になり、行動になる。
生徒に寄り添い、一緒に泣いてあげる先生。胸元からハンカチを出し、目頭を抑える姿が幾度も映り、印象に残った。

高峰秀子の、映画の中での年齢の重ね方、発声が素晴らしいです。モノクロ、美しい画角により、小豆島の地域性がありありと映し出されている。
天本英世がこの時代にしては国際基準のイケメンなので、少し出てくるにはちょっと浮いているのが可笑しい。
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