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銀座二十四帖のENDOのレビュー・感想・評価

銀座二十四帖(1955年製作の映画)
4.0
まさかのノワール・ミステリー兼銀座ロケによる観光映画でもある異色作。前半の街から小さな花屋に視点が移っていく演出が軽妙で素晴らしい。当時の風俗がよく分かるし、開発前の歓楽街のネオンが眩しい。銀座の柳は『東京ラプソディ』の中山晋平・西條八十のヒットにより植樹されたとのこと。話の筋は大したことないが三橋達也演ずるコニーが只々素敵。場末のたまり場の喧嘩シーンは出色。北原三枝のアプレぶり。大坂志郎の守護天使。森繁久彌のナレーションと挿入歌。「サヨナラだけが人生さ」と川島の座右の銘で幕引きされる。
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