うーちゃか

浮き雲のうーちゃかのレビュー・感想・評価

浮き雲(1996年製作の映画)
3.8
作品を追うごとに洗練されていく。
今回も音楽が良かった。
舞台装置としての犬…はただ好きだから出してるだけだろうか。。

やってられないような事態ばかり淡々と起きる。しんどい、次の手を打つも上手くいかない。
溜めて溜めて、もはや祈るような気持ちで迎えるクライマックスの高揚はとても良い感じだった。
禍福は糾える縄の如し。

カウリスマキはいつもありきたりな、生きることの素晴らしさを描いてると思う。