浮き雲の作品情報・感想・評価

「浮き雲」に投稿された感想・評価

GvwpzjxU01

GvwpzjxU01の感想・評価

4.0
つらいことばっかり、観ててしんどいの、わたしも全然上手くいかない。
映画だからってうまい話ばかりでないのね
アキ・カウリスマキの作品は洗練されているんですが、それを感じさせないようになっています。努力の跡というか神経質に作ったカンジがまったくありません。アキ・カウリスマキの映画は陶器に似てます。ろくろではなく、てびねりのあたたかみがあります。アキ・カウリスマキの映画を観て懐かしく感じるのはそのせいなのかもしれませんね。なんというか、心のふるさとに触れられる感覚があります。
xxxxxxx

xxxxxxxの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

記録
愛しのタチアナとセットで。
この作品のユーモアな部分が自分を前向きにさせてくれる。
hirotechno

hirotechnoの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます


物語はある中年夫婦の挫折と再起を描いた作品で淡々と物語は進み、悲惨な状況に追い込まれて行く様はかなりハラハラドキドキし、まるでサスペンスの様であります。演出もハリウッド映画のみたいに派手な演出もなく、気がついたらにっちもさっちも行かない状況に追い込まれた感じで、 「この後この夫婦どうなるの?」と本当に心配になる。そしてあれよあれよと言う間に緊張感たっぷりのクライマックスへ・・・
ラストはとてもシミジミしており、穏やかなラストは良い余韻を残します。
派手さはないがいつまでも心に残る名作だと思う。
ハッピーで幸せになれる映画がやっぱり一番だと思う。
言葉の応酬だけでそれをしないカウリスマキはやはりすごいとしか言いようがない。
夫婦ともにリストラの憂き目に遇う、大変世知辛い作品です。でもアキ・カウリスマキ監督作品なので、終わってみれば温かさもある作品になってました。
夫はトラム電車の運転手で、妻はレストランの給仕長として仕事をしておりました。先にリストラされたのは夫の方、リストラの人選はなんとクジ引き!?この笑いのセンスがカウリスマキ監督作品独特のものであり、重たいテーマでさえ淡々と観れるところは面白いですね。
妻を演じるのはカウリスマキ監督作品でお馴染みのカティ・オウティネン。働いてる店のオーナーが会社を乗っ取られ、新しいオーナーが彼女をリストラしたのです。
夫婦ともに再就職はしたものの、運悪く定着できずに再び無職となる負のスパイラルがなんとも痛々しいです。圧倒的に不条理な話しなんですが、その苦境の中でも光を見出だす夫婦の愛情は胸を打ちます。
日本もバブル崩壊後に、長い不況が続いてます。格差社会となり、色々と仕事で苦労されてる方も多いはずです。失業の苦しみを知ってる人なら感ずる作品でしょうね。
最終的に夫婦は自分達でレストランを始めます。ラストは生きていれば良いこともあると、静かに伝える描写が素晴らしいです。その押しつけがましくないところに、余韻が残る良い作品でした☆
gma

gmaの感想・評価

-
無表情で苦手だァ〜と思ってたけど、観始めるうちに慣れたというか表情がみえてくる不思議。

きっと、前を向いて生きているうちは敗者じゃない。この夫婦の困難があっても頑張れる原動力は一体…?

リストラをトランプで決めるの面白かったし
思い切り八つ当たりして「俺は気が晴れた」っていいね
pluie

pluieの感想・評価

4.5
不幸に不幸を重ねもう駄目かもしれないと思わせる状況下でもラストは希望をプレゼントしてくれる素敵な映画でした。
絶望的な状況下でも離れる事はなく犬と淡々と生きる夫婦がなによりも希望だった。

言わずもがな選曲もよい。
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

3.8
悪いことは続くよね説の一般人向け最上級版。それを決して大袈裟に描かず、淡々と進む。
全財産を賭けたギャンブルで負けても無表情な夫婦のシーンには笑った。
独特のカウリスマキワールドは嫌いじゃないです。
NAOKI

NAOKIの感想・評価

4.0
アキ・カウリスマキの夜

先週、若い友人が何かお勧めの映画ありませんか?と聞いてきた。

こいつがあまり映画を観ないような奴なら「アポカリプト」か「第9地区」でも勧めてればいいのだが、映画好きでよく映画観てる奴だ😁
「なんか最近当たりがなくてどれ観ても似たり寄ったりなんすよね💦なんか変わった映画教えてくださいよ😁」
「お前…カウリスマキは知ってたっけ?」
「何ですかぁ?す…すまき?」

そう、今夜は「お❤カウリスマキの「浮き雲」だぁ」と思ったあなたは関係なくて…カウリスマキを知らず観たこともない人にこの「浮き雲」をご紹介したいのです。

まぁ、ストーリーは失業した夫婦の悪戦苦闘を描いているのですが、ここで皆さんにお伝えしたいのはカウリスマキ・タッチ…前にトランスフォーマーのマイケル・ベイ監督を足し算の権化みたいに言ったことがあるんですが、カウリスマキ監督は引き算の権化みたいなとこあります😁💦

とにかく役者を最低限動かさない、過剰演技させない。
そうすると画面のなかに数人の人間が棒立ちのように立っていて台詞を言ったり最低限動くのですが、ほぼ全員無表情…😁💦って感じのシーンが続くことになります。

私も最初は驚きました。何だこれは?こんな映画が面白いわけがない💦

ところがそのうちこの演出に慣れてくると?不思議なことが起こり始めます。殆ど表情や動きがない彼らからその感情の動きが自分に向けて流れ込んでくるのがわかるようになるのです。

そうなると、もう、このカウリスマキ・タッチが病み付きになってきます。
無表情のカティ・オウティネンが喜びに溢れ幸せに満面の笑みを浮かべているようにちゃんと見えてくるのです。
なぜかカウリスマキの映画には喜怒哀楽を表す演技は必要ないようなのに、何故か観てる私には確実に伝わってくるのです。

恐らく人の感情やアクションなど普通の映画が描くべきものを極限にまで簡略化し、あとは観てるこちらに脳内補完させてるのではないかと思います。

これにはまるとカウリスマキ映画はとても豊かな人間性を感じさせる映画として輝きだすのです。

ぜひカウリスマキをまだ観たことない方…この映画にチャレンジしてみてください。

この映画に出てくる夫婦が飼ってる犬。
そんな描写や説明は殆どないのだけど、どんなに生活が苦しくなってもこの犬だけは幸福に飼われていることが何故か確信できるようになってきます。もし、そうなればあなたもカウリスマキ・マジックにかかっているのです。

あ、最初にカウリスマキを勧めた友人…さっき感想を聞かせてくれましたよ😁
す巻きにして、前の川に放り込んでやりました😠
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