浮き雲の作品情報・感想・評価

「浮き雲」に投稿された感想・評価

「マッティ・ペロンパーに捧ぐ」(エンドクレジットから)

カウリスマキは好きなんだけど、とくに好きな映画のひとつ。通称「敗者3部作」とかいうあんまりな通称の3部作の1作目だけど、ハッピーエンドなところがいい。
いちどキネマ旬報シアターで見たけど、また劇場で見たい映画。

『かもめ食堂』の元ネタってこの映画なのかしら(マルック・ペルトラ出てるし)
ネクロ

ネクロの感想・評価

4.0
「浮き雲」

敗者3部作の1作
路線電車の運転手の夫。レストランのウェイトレスの妻。不況の煽りを受け2人共クビになってしまう。夫はバスの運転手、妻は違うレストランで職に就くもトラブルに巻き込まれ、また路頭に迷うことに。それでも挫けず周りの人に助けられながら自分達のレストランを立ち上げる。

このレビューはネタバレを含みます

主人公、失業した夫婦は これからどのように職を見つけ、生活をしていくのか。職を失ったことは不幸な事件だけど、この監督の作品なら絶対にハッピーにつながる結末が待っている どのようにして幸せへとありつくんだ?とワクワクしながら観た
結果、どこを当たってもなかなか見つからず、職が見つかったと思ったら労働環境が悪かったり、何かを得るために何かを犠牲にしなくてはいけない負の連続。だけど、最終的には主人公たちが諦めなかった気持ちと今まで頑張ってきたことが新しい仕事につながる 素晴らしい人生の形だった こんなことを信じて生きていきたい
どんなに苦しくても、花と音楽と愛を忘れずに生きていれば人生は豊かになる
dude

dudeの感想・評価

4.1
いや〜良い。序盤の路面電車の正面から夫婦を写したショットが印象的で、考えてみればその前提があるから見やすかったのかな。運転手と乗客という関係性が免許取り消しあたりから逆転気味になり、立っている方と座っている方など何かと二人の位置関係には注目させられた。しれっと語られる「劣等感の なせる業です」のくだりグサッとくるな...。
がく

がくの感想・評価

4.2
笑ってはいけない⁉︎


アキ・カウリスマキ2作目の鑑賞。静かな作品なんだけど、めっちゃ集中して観ていた。

登場人物ほとんどが無表情。笑ったらケツでも叩かれるのだろうか?

不況で不幸に不幸が重なる夫婦。最後にはめちゃめちゃ応援してる。

果たして最後も無表情か⁉︎
8823

8823の感想・評価

3.4
映画館のシーンでナイトオンザプラネットのポスターが貼ってあってニヤッとした。要所要所の演奏シーンがすごく良かった。
絶望的な状況のシュールさとか淡々とした感じがすごく良かった。博打でスッたシーンよりもローンの残ってるテレビとソファが運び出されるシーンの方がなんだか切なくて、そのバランス感覚が印象的。
最後の「マッティペロンパーに捧ぐ」にやられた。
S

Sの感想・評価

4.7
HAPPY END。最高の映画。
自分でお店出すの憧れるな。
【凡才バカリダモン】


アキ・カウリスマキ監督の映画では、
『出演者はみな感情がないかのような演技』
をします。


他の監督作品で同じ演技をしたら、
絶対にダメ出しをくらうでしょう。


それでも役者は、
これまでに培ってきた演技の型を捨て、
カウリスマキ監督の型に加わります。


『感情はなくとも』『温もりはある』


致し方ないことに、
カウリスマキ監督はこれでいいのだ。
ゴマ

ゴマの感想・評価

4.8
不況で職を失ったことがある自分にはとても身につまされる内容だった。
カティオウティネン扮する給仕長も、その夫の状況もなかなか好転していかない。辛い状況ではあるがそれを面白おかしく描いていて何度もクスリとする場面があった。空を見上げる夫婦の笑顔に救われる。素晴らしい作品。
夫婦共々失業してしまう話。お金ないのに全財産カジノ(?)に注ぎ込んで、スっちゃうところとか、最高。
なんといっても冒頭のピアノシーンは何回見ても良い。暮らしが派手じゃなくても、小さな幸せで十分。お金なくて死にそうになったら、壁紙食べたら良いねんから、そういう例があるんやから。ストーリーの暗さ的に、夫が殴られるシーンがもろに入ってたら滅入ってたかもしれんけど、そこはあえて映さへんところ好き。
カティオウティネン再びご馳走様でした。

ラストはハッピーエンド。
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