浮き雲の作品情報・感想・評価

「浮き雲」に投稿された感想・評価

MOMO

MOMOの感想・評価

2.5
まだ全然出演作品を観れてないけど
カティ・オウティネンの魅力が
半端なくてまんまと好き。。。
この監督の淡々と進みながらも
醸し出されるあたたかな雰囲気が
凄くよくてグッときたなあ 🍝🍃
失職した夫婦が職を探して彷徨う姿を描く。

仕事を終えて、夫が運転する市電にイロナが乗り込む場面が美しい。深紅のコートと緑の市電が夜の町に映えて綺麗だ。

レストランの給仕長イロナと、路面電車の運転士ラウリの夫婦は共に失業する。互いに努力するが、結果は悪い方へと転がるばかり。

一発大逆転の勝負に負けても怒りも泣きもしない夫。元支配人からの奇跡に対して笑みも浮かべない妻。

寡黙で無表情な登場人物が独特の間と仕草で伝えるカウリスマキの演出は好きになるとたまらない。

室内のセットもストーリーも台詞もシンプルで、夫婦が希望を見つけるまでの姿を淡々と描く。

絶望の中でも、なんとかなるような雰囲気が漂い、負のオーラに包まれながらも夫婦の絆を感じる。

そんな二人には盛大なクライマックスは似合わない。静かに空を見上げる二人の表情が最高だ。通り過ぎた誰かの香水がうっすら漂う残り香のようなラストだった。
徹底したミニマリズムで社会の底辺に生きる人間を描く
引き算の美学が生んだ名作
玲

玲の感想・評価

5.0
過程より結果の画の積み重ねで物語る、過程というストーリーの枠がないから、こちらの中にしみじみと広がっていくな 全集欲しいな DVDのディスクが全部レコードを模しているのが素敵なのだ
Ryotal

Ryotalの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

長年勤めた給士長が買収され、職を失い、夫も工場を抽選でリストアにあい、その後二人は何度も職を探すも、健康診断に落ちて職を失い、オーナーが脱税していたり、殴られ港に捨てられと、家具を売り、博打に敗れ、本当に踏んだり蹴ったり。それでも二人は生きようとする。とにかく耐えてもがいて泥臭く生きていく。これだけ聞くと、教訓的すぎるしつこい作品になりそうなものだが、非常にさっぱりしている。表面的という意味ではなく、それらが無駄な飾りと思えるほど、人間について語っている。
a

aの感想・評価

3.8
セリフが少なく表情もあまり変わらないから淡白そうに見えるけど、視線や仕草でちゃんと伝わってくる。
言葉が少ないからこそ伝わるもの。

支配人素敵だったな。
ホノルルウィンター飲んでみたい。

人生一度きり。
Kt

Ktの感想・評価

4.5
寝て起きて、ごはんを食べて、仕事をして、いぬをかわいがって、ときどき映画をみる。よろこんだり悲しんだりしながら、生活していく

カウリスマキの映画を見た後は、普段見落としてたささやかなよろこびに気付ける!

マッティペロンパーでちょっと泣いた

靴下に牛乳瓶いれるのツボ
面白かったです👏
職を失ったけど頑張る夫婦の話ヽ(´ー`)
夫婦って素晴らしいなあ😭✨

ちょっと悪い事続きすぎな気もするけど😳笑
健康診断のところとか
「え!?」ってなったわ。笑

終盤は何かちょっとハラハラしたし。笑
ラストシーンが最高すぎたな〜😍
あの後どうなったのか想像出来るけど
映像で見たいなあ(´∀`*)
カウリスマキ監督の終始静かで淡々とした、シニカルでありながら、あたたかな眼差しが心地良い。
無表情だからこそ感情が集約されるのかもしれない。

生きてれば色々あるよねって、まったりゆったりしながら観れる。人と人の関わり方もちょうどいい。最初にほとんど人物が出てきて、消えては忘れた頃に出てくる感じ。同じ時代に同じ場所で生きてるから、久々に会っても境遇は一緒で、悲しい事なのに何となく安心するというか愛しくなるというか。
明るくも暗くもなく、起こった事を受け止めて対処して進んでく、人生の縮図みたいな映画。
浮き雲ってタイトルが成瀬巳喜男監督を彷彿とさせますが。北欧の暗さとゆるさとブラックユーモア。アキカリウスマキ作品
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