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戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTHのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH(2009年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

富士急ハイランドにある世界最大のお化け屋敷『戦慄迷宮』を題材とした清水崇監督によるスリラー作品である本作は、とある雨の夜に突然目の前に現れた、10年前に忍び込んだ遊園地の巨大なお化け屋敷で行方不明となっていた幼馴染の遠山由紀が戻ってきたことで幼馴染の林元樹や目の見えない高嶋凛、由紀の妹・美由らとともに状況が把握できずに困惑していたところ、由紀が階段から転落し気を失ってしまったことで近くの病院に搬送するも、突如として目を覚ました由紀がどこかへと走り去り行方がわからなくなってしまったことで病院内を探しはじめた川島賢が、誰の姿も見当たらない妙な雰囲気に包まれた病院に怯えながらも足を進めていたところ、訪れた病院が10年前に忍び込んだ遊園地のお化け屋敷へと変貌を遂げたことで10年前の失踪事件の真相と対峙していく様が描かれた作品となっているのだが、まず言いたいのは、本作はホラー映画ではなくスリラーやミステリーの類のものなので純粋に恐怖を求めて視聴してしまえば当然肩透かしを食らってしまうでしょうし、『戦慄迷宮』を題材とした3D映画なので言わば実験的で体験型ですからね、3Dで視聴することが前提となっていますし、映し出される物語がとにかく薄いので『戦慄迷宮』のプロモーションビデオというイメージでしかない。そして川島賢を演じた柳楽優弥の演技が拍子外れで最後まで気になってしまいましたし、時間軸を交錯させて物語を映し出すことは良いとは思うが、過去の回想シーンがいかんせんネタバレ要素を含んだものとなっていて結末が安易に想像できてしまう。3D映像を体験するのみが売りの一作といったところでしょうかね。本作からは面白さが伝わってきませんでした。
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