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オープニング・ナイトのneohetareのレビュー・感想・評価

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)
4.2
演劇において俳優はその身を以て登場人物として一回限りの生を生きる。
その間俳優の中では役者としての自己と登場人物としての自己とが二重に存在し、両者間での緊張関係が発生する。

己を役に溶かし込むことを拒絶したマートルは、最終的に自我を曝け出した上で自分であることを保ったままにバージニアを演じることで苦境を打開した。

1回で全てを理解をできたつもりが全く無いのでまた改めて観たい。それくらいとんでもない映画だった。
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