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嵐の中の男のseapony3000のレビュー・感想・評価

嵐の中の男(1957年製作の映画)
5.0
ミフネが船上で歌い始めて警察官に怒られ(警官、杉狂児だった?←沢村いき雄でした)頭ボリボリ…から沸く場内。あーたのしい。下田の警察署へ柔道師範で赴任のミフネ。柔術道場の館長・柳永二郎爺の娘かがきょんに許嫁解消されて、根岸明美の琉球酒場でヒモ状態の師範代は小堀明男。沖縄からやってきた根岸の兄田崎潤は空手。頭ボサボサ首には木っ葉か象牙みたいな首飾りしてる。ラブコメと格闘映画のミックス。下田と東京行き来して、東京じゃかがきょんステイ先の政治家の娘が饅頭とエリーゼのためにの伴奏で恋のキューピッド。左派結社(平田昭彦・佐藤允・あと誰だっけ中丸忠雄も出てた)に絡まれて大乱闘、下田戻って道場きた小堀さんをみるかがきょんあんないやそーな顔しなくたって。さらに嫉妬はマックス小堀さんは破門され怒り狂って柳爺を背負い投げで半殺し。田崎も空手で参戦三つ巴の乱闘、かがきょんの帯につかまりーの、いきなり小堀&田崎が闘いはじめて崖落ちのナイスタイミングで飛び立つ鳥二羽…。東映空手映画かショーブラ作品みてるみたい。やりすぎ。冒頭の道場破りとの試合で首絞め泡吹きのシーンもよかった。

名和宏を地味にしたみたいな小堀明男さん…お名前とお顔しっかと覚えました。次郎長三国志で有名なお方なのか、いまや次郎長三国志すらもうる覚え。覚えてないけど出ていそう小堀さんの面構え。
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