たか

孫文の義士団のたかのレビュー・感想・評価

孫文の義士団(2009年製作の映画)
4.0
 今年は辛亥革命から100年のため、この作品やジャッキー・チェン主演「1911」が上映されるんですね。
 革命ときれい事を言っても、結局は戦争な訳で、近代史であるが故に、やるせない部分も多いです。そして孫文を大きく持ち上げ過ぎと感じました。どこか孫文なしには辛亥革命が起こりえなかったような表現が気になります。
 それにしても義士って何なんでしょうね。革命を意識していない義士も結構多く、「孫文の義士団」と言うタイトルに違和感を覚えたりもしました。
 そんな疑問もあったりしますが、義士それぞれにストーリーがあり、それぞれの想いで死んでいきます。そんないくつかのエピソードが切なくて、それがやるせなさを感じる所以でもあります。
 それにしても、路上生活者のリウ(レオン・ライ)、カッコいいです。あの役は美味しいですね。ユエル(ファン・ビンビン)は綺麗でした。飛び道具もありましたが、やはりアクションシーンには魅了されます。あの大男には、もうちょっと活躍して欲しかったな。
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