ヤマト

ショコラのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

ショコラ(2000年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 どんな味か、食べてみない?】
 最高に幸せな作品でした。ほのぼのした音楽と映像が最高にマッチしています。特に、キャラクターひとりひとりの個性に“味”があり、それがすごく見所なのだと思います。
 優しくて強くて自由なヴィアンヌの生き方が美しいです。もちろん容姿もです。何事にも寛容であり、人生を楽しんでいました。
 文字通りチョコレートのような甘いマクスのルーが最高にセクシーです。内面も優しくて穏やかです。ヴィアンヌとのドキドキ恋時間で、あえて沈黙する駆引きには観ているこちらもドキドキします。
 レノ伯爵は嫌な奴です。しかし最後、チョコレートにまみれながら、「アイムソーソーリー」と口にした時には、今までのことを許せてしまうくらい、あれはすごく良かったです。後味スッキリです。
 子役(当時)ふたりも愛おしいです。大人しく真面目の少年リュックとわんぱくで不思議な少女ヌアーク。本作でかけがえのないテイストです。
 スレンダー美人のカロリーヌ。何処かで観たことがあるとモヤモヤしていました。鑑賞後判りました。『マトリックス』でした。後味スッキリです。
 甘いのか、苦いのか、辛いのか。何事も食べてみなくちゃ分からない。
 食べてみたら美味かった。話してみたらいい奴だった。食わず嫌いは勿体ない。ワタシの未来はどんな味がするだろう? チョコレートでも食べて仲良くしよう。
p.s. これを観れば絶対にチョコレートを食べたくなります。
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