静かな村に北風と共にやってきた赤いフードの母娘ヴィアンヌとアヌークの話。
昔話のように語られふたりが村に着いたシーンからどんどんひきこまれる。
ヴィアンヌの何事にも動じない自由な発想と行動力が観ていて痛快。
アヌークもイマジナリーフレンドのカンガルーの心配をしながらもそれなりに逞しく子どもらしく過ごしている。
どうやらふたりは古代のカカオ薬を処方しながら旅を続ける運命だということがわかり、カカオの持つ力、すごいな~と感心しきり。
そして慣習にしばられがんじがらめになっている村人の心を解き放つ。
それにしても村人達はなかなかハードな問題抱えている。
そんな中、村長からの嫌がらせが激しくなる。このレノー伯爵、ほんとに色々腹立つ。
で、やっと船上生活のルー船長、ジョニー・デップ登場!!!
いや~ドギマギしてしまう。
格好良すぎ‼️
ま~~とにかく、お伽噺のようなはじまりだったのに大人の恋のときめきも堪能できるし
村社会の圧力との闘いや老人問題、家庭内暴力と盛り沢山。
「人間の価値とは否定や排除ではなく何を受け入れるかで決まる。」若いアンリ神父の説教に感動した後のあのアヌークのカンガルー🦘が去っていくシーンに拍手👏。すこぶる満足でした。