ショコラのmistyのネタバレレビュー・内容・結末

うーん良かったんですけど、、最後の伯爵のチョコレートむしゃむしゃは良かったですね。ラストの若司教による説教が全てでしょう。「私はイエス・キリストの人間性について語りたい。キリストは、何かを排除したり、何かを否定したり、禁じたりするのではなく、何かを創造し、何かを受け入れ、何かを歓待（これが一番重要です、ピエール・クロソウスキーやジャック・デリダの永遠のテーマ）することによって、世の中を作ったのだ」と。ショコラが主人公をいじめつづけた伯爵でさえも許す、というのは、そのことによると思います。皆がうまくいくよう、チョコレートという古来から不思議な力を持つものによって村が再生されたのは、感慨深く、作品そのものよりも、もっと哲学的に考察する余地があると思いました。というかすごく評論しやすい作品だと思いました。