のんchan

赤い影ののんchanのレビュー・感想・評価

赤い影(1973年製作の映画)
4.2
🇬🇧のサスペンス・スリラー(カルトホラー)でニコラス・ローグ監督と知り興味津々🥺

日本では知名度がイマイチらしいが、英国映画業界人が選ぶイギリス映画ベスト100で1位🥇
それならぜひ観たい❗️と思わせてくれるレビュー(torumanさん、ありがとうございます🙏)を読んで出会えました。
常ならあまり観ないジャンルの"オカルト"が上手い具合いにマッチしていて、息つく間もなく楽しみました✨

赤🔴を効果的に散りばめ、"水"も大事な要素として、小さな伏線を配置した不気味な映像展開は、撮影監督出身らしい視覚操作がなんとも素晴らしかった👏

舞台は水の都ヴェネツィア。迷路のように狭くて曲がりくねった路地、お洒落な雰囲気を纏ったゴンドラが出ることで一瞬でその場所を感じることが出来る。


裕福なバクスター家は、英国の緑の多い静かな邸宅に、夫のジョン(ドナルド・サザーランド)と妻ローラ(ジュリー・クリスティ)、息子ジョニーと娘クリスティンの4人で幸せに暮らしていた。ところが外で遊んでいたクリスティンが沼に溺れる事故で亡くなってしまう。
それから数ヶ月後、寄宿学校にいる息子を英国に置き、教会修復の仕事でヴェネツィアに赴任していたジョンにローラも同行する。

ある日、夫妻は年老いた姉妹と出会う。妹は盲目で霊感があり「赤いレインコートを着た子供の姿が視える、あなた達の間で幸せそうにしている」と言う。まだ娘の死のショックが完全に癒えていないローラは激しく動揺する。ジョンも娘が死ぬ直前からイヤな幻影を見るようになり、ヴェネツィアに来てからも赤い服の少女の幻影を見かけていて、心の傷から立ち直っていない。しかし、娘がいつも自分たちの側にいると聞いたローラは気持ちが安定し、夫婦で久しぶりに夜の営みを楽しめる余裕が出来る。
その後、ローラは老姉妹と再会し、降霊術でクリスティンを呼んでもらう。すると「すぐにヴェネツィアを去らないと、ジョンの身に危険が降りかかると亡き娘が言っている」と忠告される。

そこに英国の学校から電話が入り、息子が怪我をしたと言われ、ローラだけ帰国するのだが、その後、ジョンはローラが老姉妹とゴンドラに乗っている姿を目にしてしまう。どんどん不安が募るジョン。その時、ヴェネツィアの街は女性の殺人事件が立て続いていて、なぜか警察からジョンが疑われてしまう...うわぁ〜驚愕のラスト😱


途中のベッドシーンがかなり激しいです。お好きな方はそこだけに興味を持ってご覧になっても良いかも🤭

ジュリー・クリスティの美しさに見惚れました✨


サスペンス、オカルト、ヴェネツィア好きな方、いや多くの方にお勧めしたいです💫
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