MiYA

座頭市血笑旅のMiYAのレビュー・感想・評価

座頭市血笑旅(1964年製作の映画)
3.4
シリーズ第8作。母を亡くした赤ん坊を父親の元へ届けようとする市。「子連れ狼」的に話で意外性はないですが、それでも下品で粗野な市と可愛らしい赤ちゃんの組み合わせは微笑ましい。

市は意外なほど甲斐甲斐しく赤ん坊の世話をするし、道中で因縁をつけられたスリの女(高千穂ひづる)が母親がわりになったり、となかなか道中は楽しい。その代わりアクションはやっつけ感が強く、あっさりめ。

ラストで切ない別れとなるわけですが、あの女をそこまで邪険に扱うことないのになぁ。脛に傷を持つ者同士、なかなかお似合いだったと思うけど。

BS12にて。
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