ルサチマ

喜劇 女は度胸のルサチマのレビュー・感想・評価

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)
4.8
再見。こんな映画でデビューしてくる人がいたら脅威でしかない。

家の外へ外へと家族を作ろうとする男どもの姿を『コロッサス・ユース』的だと大真面目に語ってみたい。対する母なる存在は女性的とは全く異なるもので家にひたすら居座ることを責務として負うのであり、一人画面の中で圧倒的な存在感を出すのだ。

「頭はひとつずつ配給されている」のだから、森崎東的空間というべき家と家の間を繋ぐ通路を何度も死ぬ気で考えるべきだ。そしてそれはユスターシュ的空間と類似するものであるはずだ。
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