公開：2004年
監督：ザック・スナイダー
主演：サラ・ポーリー
出演：ヴィング・レイムス
後で知ったが、本作は、1978年公開ジョージ・Ａ・ロメロ監督『ゾンビ』のリメイクであった。
冒頭から怖い。しかし同時に、ゾンビ映画に飽き始めてもいた。なぜ人は、ゾンビが好きなのだろう。
ジョージ・A・ロメロ監督が『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』でゾンビという概念を提示したのが1968年。当時はベトナム戦争が継続中で、キング牧師が暗殺され、日本でも学生運動が盛んであった。出口のない迷走。何かがおかしい。世界は何かが狂っている。
言葉にし難いような違和感を覚えていた人は、本作に共感しただろう。人間とゾンビのどちらに共感しかのかは別として。
本作タイトルの「dawn」は「夜明け」の意味。エンドロールまで楽しめた。面白かった。
