秋のソナタのIri17のレビュー・感想・評価

父親との関係(今作では母親に置き換わってはいるが)や自分とは何者かという普遍的な問いなどベルイマンらしいテーマを扱った作品。

自分を守るために相手を出し抜こうと母娘の醜い冷戦が爆発してからの演技バトルがすごい。お互いの感情をぶつけ合う様が。

イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマンの演技合戦が凄い見ものだった。
ベルイマンの映画の中ではシンプルな方で、あまり好みではなかったが、僕も親との仲が悪いので、身につまされる想いで観た。同じようなテーマの映画は多々あれど、やっぱり頭一つ抜けている。