凄い作品に出会ってしまった。
母と娘の愛憎のぶつけ合いのみで完走する凄まじさ。
最後まで緊張感が一切失われない気迫。もはや芝居の域を超えた何かが映ってる。魂の咆哮とはこのことだなと。
まさに血を分…
母、娘の演技合戦がヤバい
何か、人間の普段ひた隠しにしている底の部分を見てしまったような衝撃がある
何回見ても同じような衝撃がある
いやもしかしたら、そんな風に秘め事を見てしまったと思わされてしまう…
ヘレーナを蔑ろにしている訳ではないのだろうが、その存在が忘れ去られた様なエヴァとシャルロッテの愛憎をぶつけ合う様は親子という厄介な絆の所為で、与える事をせず、求めるものの業の深さを露にしている。
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本作は、イングマール・ベルイマンとイングリッド・バーグマンが組んだ名作「秋のソナタ」だ。「冬ソナ」ではない。
バーグマンはこの時癌を患わっていて、本作の出来に満足し、引退作としているほど、大スター…
牧師の妻であるエヴァはピアニスト。
愛人と死別したばかりの母シャルロッテを7年ぶりに招待するのだが、、
最初は和やかな雰囲気だったが、シャルロッテのキツイ一言から、母に恨みを一気にぶつける様は、母親…
母であること子であること両方の呪縛
愛憎入り混じるってよく言うけど愛と憎の2つなんかにまとめられるわけなくて、到底ほどけないくらいぐちゃぐちゃで、母も子も一生それにがんじがらめにされて生きていくんだ…
『秋のソナタ』(Höstsonaten Autumn Sonata)
「ママは自分を愛さない者を絶対に許さず私に愛を強制した。自分の愛情を口実にして。『あなたとパパとヘレーナを愛してる』そして愛…