このレビューはネタバレを含みます
ラスト、朝日が昇る砂浜にかかる曲が妙に良い。
・・・終わりと思っても、
まだ始まったばかり・・・
そんな出だしの歌詞にぴったりな後ろ姿が、逞しくも儚い。
パム・グリアは、一にも二にも、顔がイイ。この顔で勝った。
ムチャ・ヴァイオレンスが、随所に光る。
冒頭の頭部吹っ飛びでカマし、
車後方にロープを巻いて引き摺り回す“市中引き回し”の刑(痛快!シド・ヘイグ)や、片目が潰れている男に車で体当たりしぶっ潰し、ショットガンの散弾が最愛の男の下半身に刑罰を与える。
低予算なりな見せ場を小気味良く塗しながら、パムの可憐さを出し切ることに成功した作品。