へい

何がジェーンに起ったか?のへいのレビュー・感想・評価

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)
5.0
子役時代の名声が忘れられないアル中の狂った妹ジェーンと、そのジェーンに車で轢かれて車椅子になり女優人生が閉ざされた姉ブランチの年老いた恐怖でドロドロ姉妹の生活。ジェーンの精神のいかれぐらいが注目するところ?

ジェーンがババアになって、子役の頃の歌を歌うのが怖すぎるし、悲しいわ。ずっとババアなのにクソ子どもっぽい服着てるし、メイクも濃すぎる。この女優さん凄すぎる。飼ってた鳥を食事に出した時、鼠を出した時声出てもうた。飯を開けるのがいちいちワクワクする。
ブランチに蹴りを入れまくるのも。

姉ブランチの妹ジェーンを思う気持ちが泣けてくる。ブランチがいい人すぎて辛い。
ジェーンの方は、昔の子役時代のように自分がブランチより上位にたってたいことと金のためブランチを閉じこめてる。姉だけが心の支えなのもある。仲の悪い年老いた姉妹が閉鎖空間にいるとろくなことが無い。

あのブザー音がよくないと思う。あれは耳障りで腹立つ。

ジェーンがピアノに合わせて踊るシーンとか時々可愛く見えたのは気のせいか。
あと、ブランチを演じてる女優さんがめちゃめちゃいい歳の取り方してる、綺麗だな。

浜辺で死にかけてる姉の隣で砂遊びに夢中なジェーン、怖すぎる。

ネタバレ、マジかってなる。憎しみ、嫉妬と愛は同じ。最後の最後の狂ったダンスはサンセット大通りを思い出す。
へい

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