明石です

何がジェーンに起ったか?の明石ですのレビュー・感想・評価

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)
4.9
人間の恐ろしさを生々しく描いたサイコホラーの古典的名作。昔のサイコ映画の中ではけっこう有名な方だと思う。130分の尺をちっとも長いと思わない、これぞ力作って感じの良質な人怖ホラー映画です。大好き。

人気子役として将来を嘱望されていた妹ジェーンと、彼女の影でうだつの上がらない少女時代を過ごしていた姉ブランチ。大人になった2人は立場が逆転し、姉ブランチはハリウッドを代表するスター俳優に。一方ジェーンは”大根俳優”と呼ばれ酒に溺れて映画業界から追放される。

かつての栄光を忘れられない悲しきジェーンの、嫉妬に狂った復讐劇といった感じの物語。いやあ…気持ち悪くて最高ですね笑。

序盤から終盤まで痛々しいジェーンの演技が神がかっている。。そんでもってラストの後味悪さは最高。
ほとんどジェーンの自宅で話は進んでいくのだけど、いやはや恐ろしいシーンの連続。

効果音や派手な演出などなくとも、脚本が良ければそれだけで名作ホラーが出来上がるという素晴らしい一例ですね。感動。
明石です

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