明石ですさんの映画レビュー・感想・評価

明石です

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武器人間(2013年製作の映画)

4.0

時は第二次世界大戦下、ロシアの寒空の大地のもと、ナチの残党狩りに勤しむソ連兵たち。踏み込んだ敵施設で対面したのは、なんと、死体に無数の武器をくっつけた「武器人間」で、一人一人と味方が惨殺されてゆくのだ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

5.0

「どうねえ。得も言われん感じじゃろう。シャブ打ったらのう、体ん中にもうひとつ太陽ができるんじゃ」

広島抗争を裏で糸を引き、収め、裏社会の番人となった若いマル暴(松坂桃李)。つかのま訪れた平穏は、出所
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月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

これがSFの起源かあ、、予想外に楽しめました。フィルムに直接色を塗ってカラーにしてるの面白かった。画面の色がチロチロ変化するところに、映画を感じる。やっぱり映画って映像なんですよね、どこまで行っても。

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.5

この監督の深淵な世界を知るには、もう何作か観進めていかないとな、、

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

終始映像の力に圧倒されていた。映画って凄い。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

「ワシら警察じゃけん、何してもええんじゃ」

「ヤクザを生かさず殺さず、飼い殺しにすること」を職務とする広島の所轄のマル暴と、運悪く彼の部下として配属されてしまった国立大出のエリート。彼らの仕事は極道
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

中学の混声合唱部で部長を務める男の子が、ヤクザに「カラオケ行こ」と誘われ、無理くり連れて行かれる。なにやら組のカラオケ大会で、ドベになったら刺青を彫られるため、練習をしたいのだという…笑。公開時かなり>>続きを読む

バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

3.8

サンフランシスコで局地的なパンデミックが発生。ウイルス発症者に共通するのは、脱獄不可能な監獄島ことアルカトラズ島を直近に訪れていたこと。クリスやジルらBSAAのご一行は、パンデミックの出所を突き止め、>>続きを読む

乱歩地獄(2005年製作の映画)

3.6

「あなたを愛してから、私の日々は地獄になった」

江戸川乱歩の名作短編4本を、浅野忠信や成宮寛貴、松田龍平と旬な俳優(当時)を迎え、映像化したオムニバス。監督は『悪徳の栄え』の実相寺昭雄など。大好きな
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ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

4.9

ビートルズがロンドンの市街地の屋上でおこなった最後のライブ「ルーフトップコンサート」を収めた貴重なドキュメンタリー兼ライブ映像。そして同時に、アルバム『レット·イット·ビー』の制作過程の記録でもある。>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.7

敵対組織の人間を殺し、13年の刑に服し出所した元ヤクザ。カタギの日々は挑戦続き、だけど人の優しさに助けられ、少しずつ世界に馴染んでゆく。この映画は良い。良すぎる。「普通から外れた人間」の苦難を、元受刑>>続きを読む

私のように美しい娘(1972年製作の映画)

5.0

出会う男出会う男を自分に惚れさせ、肉欲を満たし、不要になったら廃車を処分するみたいに殺してしまう極悪非道な女に惚れてしまった社会学者。論文執筆のため刑務所内の彼女に取材し、その過程で恋し、無実を証明し>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

5.0

「俺の父親は、オヤジしかいませんから」

東京の極道組織、柴崎組で出世街道ましぐらの身にあった若い男が、敵対組織に兄弟分を殺され、復讐を果たし、懲役刑を喰らう。14年の勤めを終え帰ってきた時には、すべ
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ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

3.6

ソルボンヌからオルセーに移転した生物学部はその三分の一が女子生徒によって占められ、文学部では三分の二にのぼるという、、というような説明を聞きながら、女子大学生をとりまく65年当時のフランスを理解する。>>続きを読む

コレクションする女(1967年製作の映画)

4.9

「醜さは罪だわ。外見はその人の責任よ」

男を次から次へと自分のものにし「コレクション」する女と、彼女のそばにいながらコレクションされまいとする男の話。滅茶苦茶に美しいというのではないけど、遠目にはず
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.0

はなから商業的な理由でしかあり得ないヒーローたちの時空を超えた大集結に、どのような大義名分をつけるのかとおっかなびっくりに鑑賞、、というのはまあ穿った見方なわけだけど、その「大義名分」なしには、ストー>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

3.4

エンタメ性を退け、まるで本物の裁判記録のように淡々と綴ったジャンヌ裁判の記録。ロベール·ブレッソン監督作。信仰告白は無宗教者にとっては狂気と変わらない。そして私見では、キリスト教の教義という枠にあくま>>続きを読む

ネクロフィリア 死体嗜好家(2002年製作の映画)

2.0

死体を仕入れて高値で転売していた死体解剖医が、世にも美しい死体を手に入れ、彼女に恋してしまう。ところが、死体が腐敗し、醜くなった頃合いで、解剖室を訪ねてきた彼女の双子の妹らしい美女と恋に落ち、死者の怒>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.6

私が高校生かそこらの頃にたいへん流行ったキャプテンアメリカ。これは、、たしかに、、、面白い…!!

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.4

王の逆鱗に触れ、地球へ飛ばされてきた異世界の王子様が、苦難の末に故郷の星へ帰り王になる話。北欧神話をもとにした異色のヒーロー映画で、こういうのがあって良い!と思わせる納得の面白さでした。

ただし、、
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.3

親友のローズ将軍役がテレンス·ハワードからドン·チードルに交替したことでかなりオーラが減った感じ、でもそれ以外はシリーズとして順当な進化に思える。チードルの小物感だけが今作唯一の不満点。黒人俳優の起用>>続きを読む

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.6

ごく普通の人生を送ることのできない不器用な男が、スリを学んで実践、財をなし、恋人と結ばれるお話。ブレッソン監督作なので観た。今年観た中で、最も長い尺の短い映画だったな〜。時が静止したかと思った。時間が>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.5

「僕が破壊兵器で利益を上げてる間ずっとそばにいたのに、その兵器で苦しむ人を守ろうとした途端、離れていくのか?」純マーベルの始まりの物語、面白い。

ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

4.4

スパイダーマンのダークサイドこと『ヴェノム』シリーズを最新作まで一気観(ほぼ)した。Marvel作品随一のお気に入りシリーズになりました…!!

以下、いくつか備忘録を残す。ヒロイン役が降板し不在とい
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.3

主人公を通して人類への愛を学んでいくヴェノム。反対に、人類への忌諱の心を学んでしまうカーネイジ。だからラストでは、、ヒーロー映画的にはとても分かり易いシナリオだけど、ダークサイドのヒーローものが、そん>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.8

ああクソ、仕方ねえ、地球を救おう、、

いいシリーズみっけた!一気観シマス。

変な家(2024年製作の映画)

1.8

まずこれはかなり酷い映画。原作になったYouTube動画と小説版『変な家』がそれぞれ超良作なので、どこまでいっても超駄作にはなり得ないという前提がある、、のに、そのあり得ないはずの「超駄作」に限りなく>>続きを読む

コワイ女(2006年製作の映画)

4.0

なかなか怖いけどアフレコが滅茶苦茶アフレコだったな、、笑

N号棟(2021年製作の映画)

3.6

自主映画の撮影のため、廃墟と噂される郊外のマンション「N号棟」へ赴くと、そこには住人が大勢住んでいた。余所者たちを進んで受け入れる、どことなく常軌を逸した雰囲気の住人たちに面食らいながらも、映画を撮り>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.2

優しい言葉で出来た優しい世界の物語。肌寒い時期になると、こういう映画をしっとりと観たくなる。心にいる誰かしらを想いながらとか、そういう風に観れたらもっと良いんだろうけどね。

悪人(2010年製作の映画)

4.8

「光代とおると苦しか。一緒におればおるほど苦しゅうなる。俺、今まで、生きとるかも死んどるかもよう分からんかった」

21歳の保険外交員(満島ひかり)が深夜の峠で殺害され、容疑者として二人の男の名前が上
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

「俺と君、どちらかが先に死んだら、残された方は墓の上で踊るんだ」

「理想の親友」の死後、彼との違いを守り、墓の上で踊って裁かれた少年のお話。美しさとグロテスクの混在という私が個人的に一番好きなタイプ
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波紋(2023年製作の映画)

4.3

耳を聾する夫の鼾、放射能に汚染されている(かもしれない)水、晴れない空、寝たきりの義父、歳とともに硬くなってゆく踵。更年期の不幸をさまざまな角度から切り取って差し出し、そして広がる波紋、と話を運んで行>>続きを読む