明石ですさんの映画レビュー・感想・評価

明石です

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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

5.0

信じられないほど素晴らしく、ラストは息を止めながら見終えた。サリンジャーの小説は好きなものが多く(一応全作読んだはず)、伝記も読んだことある中で、この映画の史実への忠実さ、そして作品としての素晴らしさ>>続きを読む

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.2

たった40ドルを盗もうとした罪で8年間の勾留を言い渡され、留置所送りになった18歳の海兵隊員が、上官2人に連れられて留置所に向けアメリカを縦断する。そして波瀾万丈の道中で3人のあいだに友情が芽生えてし>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.1

不慮の事故で夫に先立たれた中年の女性が、息子と共にアメリカ南部を旅しながら働き口も男を見つけ懸命に生きていく半ロードムービー。初期のスコセッシの映画ということで見た。主演は幸薄な役の多い印象のエレン・>>続きを読む

バード(1988年製作の映画)

3.7

「バード」ことチャーリー・パーカーの伝記映画。ビバップ期にモダンジャズの黄金期を築き上げ、そしてドラッグとアルコールの過剰摂取で若くして命を落とした伝説的サックス奏者のお一人。クリント・イーストウッド>>続きを読む

丑三つの村(1983年製作の映画)

3.9

ずっと見たかったやつ。子供の頃アンビリーバボーか何かで見た再現VTRや、映画『八つ墓村』での「鬼」の格好をした殺人鬼の姿が忘れられず、久方ぶりにあのお姿を拝見したくて視聴。

村一番の天才と誉めそやさ
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

4.3

カンザスからNYに出てきた青二才が大企業のトップに上り詰めるという、筋も演出もいかにも80年代なコテコテのサクセスストーリー。夢見た街で職にあぶれ、大企業の郵便係として働きながら重役のオフィスに忍び込>>続きを読む

スペシャリスト(1994年製作の映画)

3.6

私的にはけっこう好きでした。音楽がいかにも過ぎ去りし90年代って感じで絶妙にダサい感じとか良い意味で癖になる笑。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.7

三島由紀夫の出版した膨大な小説群の中で自分が読んだことあるのは5冊ほど。なのでまだこの映画を見るのは早いかなと思ってましたが、アマプラにオススメされて抗えずに鑑賞。知の巨人vs1,000人の東大生とい>>続きを読む

カブールのツバメ(2019年製作の映画)

4.9

「ソ連との戦争の頃はよかった。誰が敵だか分かってたからな」これは、、すごい映画を見てしまった。国の催し物のために処刑されることになった女囚人と、彼女を助け出そうとする看守。まさかの展開。まさかの結末。>>続きを読む

最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

3.7

強制的にアウシュビッツを生き延びた人々の証言をもとに作られたドキュメンタリー。『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』よりはマイルドかと思っていたら、想像を遥かに超える残酷な内容でした。トラックに>>続きを読む

FUNAN フナン(2018年製作の映画)

4.2

「革命」の理念のもと、国民全員をもれなく原始時代の農民に貶めてしまったとある国の話。子供は洗脳、大人は洗脳できないから虐殺、、これがたった半世紀前に起きたこととは。。クメール・ルージュなる大馬鹿組織が>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

5.0

とある人権のない国でいまもなお起こっている実話。まさにこの世の地獄ですね、これが「人民のための国」を標榜する国というのは何かの悪いギャグなのか。胸糞悪いことこの上ないけれど、目を背けてはいけない真実が>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.6

1971年にNYのバプテスト協会でおこなわれたアレサ・フランクリンのゴスペルライブ。当時「技術的な理由から」劇場公開に至らなかったテープを再編集したドキュメンタリー映画とのこと。劇場に足を運んで観まし>>続きを読む

マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.4

ハードボイルドの代名詞ということで長いあいだ名前だけ知っていたマル鷹を初視聴。原作者ダシール・ハメットの小説はレインモンド・チャンドラー経由で何冊か読んだことあるものの本作は未読。小説が原作の作品は小>>続きを読む

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.6

光る霧に包まれて人殺し幽霊たちがやってくる!ヤァ、ヤァ、ヤァ!という感じの映画。

近所の映画館で特集を組まれているジョンカーペンター・レトロスペクトに足を運び鑑賞。超超自然的なSFホラー展開はもちろ
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.8

レイモンド・チャンドラーの処女長編『大いなる眠り』の映画化第1作目。先日見たエリオット・グールドの『ロング・グッドバイ』がいささか消化不良だったので、初代フィリップ・マーロウことハンフリー・ボガート主>>続きを読む

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

4.4

サックス奏者ジョン・コルトレーンの生涯を丁寧に追ったドキュメンタリー。俗にいうジャズの巨人たるコルトレーンへの愛に溢れた素晴らしい映画でした。

コルトレーンと関わりの深い人物たちへのインタビューをも
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.6

借金にまみれ崖っぷちとなった映画プロデューサーが、撮影中に主演俳優を事故に見せかけて殺し、保険金をたんまり儲けようとする話。CGありきのヒーロー映画全盛の時代に、70年代というGood old day>>続きを読む

暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.3

タフな男のクールな映画としてアメリカではかなり有名みたいで(シットコムなんかでよく引き合いに出される)、タイトルだけは知っていたものの見たことなかった本作を初視聴。これは大傑作でした。。あまりに面白く>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.4

原作の、というかレイモンド・チャンドラーの大ファンです。彼の小説をひと通り全て読んでしまったので、ここいらで気分を変えるべく劇場版に手を伸ばしてみた。原作の『ロング・グッドバイ』は特に大好きな作品で、>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.3

ハンガリーから移住してきた女の子と、イカサマポーカー師2人という奇妙な取り合わせのロードムービー。かなり気合の入ったダメ男と、筋金入りの阿呆と、ナイーブで世間知らずなハンガリー女子、、なかなかパンチの>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

話のインパクトは控えめだけど後味の良い映画。スティーヴ・ブシェミのセリフ「義弟でもないのに撃ちやがった!」が私的にかなりツボ。義弟かどうか関係ないじゃん!と心の中で密かにツッコませる感じ。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ポン引き、元DJ、英語に不馴れなイタリア人と、不揃いなデコボコ三人組のゆる〜い脱獄劇。ロベルト・ベニーニの憎めないキャラがかなりツボでした。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.8

It’s not very good.

時間の流れがとってもゆっくりなゾンビ映画。ちょっと他にないんじゃないかってくらい豪華なメンツを揃えながらもストーリーにインパクト(と整合性)が欠け、なんとも言
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

最高。

ロス、NY、ローマ、パリ、ヘルシンキの五都市を舞台に、そこで働くタクシードライバーの珍奇な一夜を描いたオムニバス映画。どの短編も粒揃いで最後まで興奮し通しでした。ただウィノナライダーとジーナ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.4

近くの映画館で上映されてたので見た。初対面だったり疎遠だったりする人たちが、コーヒーとタバコを肴に噛み合わない会話を繰り広げるオムニバス。これは良いですねえ。絶妙に気まずい空気感がたまらない。この監督>>続きを読む

セプテンバー(1987年製作の映画)

3.6

救いのない袋小路のような四角関係に放り込まれた、心の不安定数な女性の話。ウディ映画の中でも珍しく、コメディ要素のほとんどない暗〜い映画。しかしどんよりとした作風ながら画面はアイボリー中心で明るく、そし>>続きを読む

私の中のもうひとりの私(1989年製作の映画)

3.4

満ち足りた結婚生活を送る哲学科の大学教授が、隣に住む精神科医と患者の会話を盗み聞きするうち秘められた自己に気づいてゆく話。ジャズをBGMに黒背景に白文字のクレジットといつものあのオープニング、、ではな>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

ジュリアロバーツの王道恋愛映画が見たい季節。ロンドンの下町を舞台にしがない書店員とハリウッド女優が恋に落ちる話。正直プロットは(リチャード・カーティスの書いた脚本らしく)やっつけ感あるしいかにもご都合>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

怪獣日本代表vsアメリカ代表。前々から楽しみにしていた作品で、朝一から映画館に駆けつけましたが、これは正直なところ期待通りとはいきませんでした。2011年版ゴジラから続く巨獣シリーズの1つのピリオドと>>続きを読む

ジョンとメリー(1969年製作の映画)

3.6

情事の翌朝の男女の駆け引きをテーマにした、ミア・ファローとダスティン・ホフマンという素晴らしく私得なキャスティングの不倫映画。ミアは『ローズマリーの赤ちゃん』の翌年、ホフマンは『卒業』の2年後と、俳優>>続きを読む

アイリスへの手紙(1989年製作の映画)

5.0

2021年に見た映画のラブストーリーオブイヤー。
文句なしの満点評価です。

社員食堂で働く中年男女の不器用な恋愛譚。知名度的にはけっこう地味な作品ですが、これは相当に名作だと思う。キャスティングが粋
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アリス(1990年製作の映画)

4.2

貞操観念のしっかりした(しすぎた)元尼僧志望の幸薄な中年女性が、怪しい町医者に催眠術をかけられ恋愛に超アグレッシブになってしまう話。ウディ映画ではお決まりのミアファロー主演の不倫ラブコメですが、一癖も>>続きを読む

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