すい

ヴォイツェックのすいのレビュー・感想・評価

ヴォイツェック(1979年製作の映画)
3.9
“立派な殺人 見事な殺人 正真正銘の殺人
人が望み得ないほど見事な殺人
かくも見事な殺人は久しくなかった”

貧しい兵士ヴォイツェク。人体実験に協力している彼の食事は豆だけ。彼には「声」が聞こえ、いつも何かに怯えている。大尉の思いがけない一言で、内縁の妻マリーの浮気を知ることとなってしまう。

オープニングの滑稽さと無情なエンディングの対比。絵画のようなライティング。ケシ畑で完全に気が触れてしまうシーンが印象的。
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