uk

グッドフェローズのukのレビュー・感想・評価

グッドフェローズ(1990年製作の映画)
3.8
ギャング映画の名作を少しずつ見始めているが現時点1番ポップに描かれていると感じた(内容はポップではないが)それは、使われている音源もポップミュージックの嵐だし、物語のテンポも早い。「ゴッドファーザー」が大河ドラマだとしたら、「グッドフェローズ」はドキュメンタリー。マーティン・スコセッシが、主人公ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)を長年追って完成した。そんな趣のある作品。
原題の単数形"Goodfella"は、直訳すると「気の置けない友達」という意味で、マフィア界の隠語では「自分と同じ組織の所属にある者」という意味らしい。
それとは別に"wiseguy(ワイズガイ)"という単語も出てくるがこれはマフィアの構成員(マフィアと癒着している政治家や警察もこの部類に入る)の事らしい。
どこにでも業界用語はあるようだ。
ヘンリーは幼少期からギャングに憧れ、ギャングの仲間に入り頭角を表していく。そして、ジミー(ロバート・デニーロ)にギャングの掟「仲間を売るな、決して口を割るな」と教わる。その掟がこの世界の信用と命に関わる。頭のキレるジミー、立ち回りのうまいヘンリー、切れっぷりが凄まじいトミー(ジョー・ペシ)そんな3人を中心に描かれるギャングヒストリー。エンドロールがシド・ヴィシャスの「マイウェイ」で締めるのも良い。
uk

uk