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グッドフェローズのkikuのレビュー・感想・評価

グッドフェローズ(1990年製作の映画)
5.0
最高です。
始まってから、あっとゆう間だった。
ジェットコースターに乗っている気分で50年代〜80年代までレイ・リオッタと走ってた。ギャングスターに憧れ、全然美しくないやり方で生き残ったアイツの顔。バックでかかるシド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」が最高。
情け容赦無いマフィアの世界。ヘマをすれば殺されるか、刑務所行き。刑務所を出ても、消されるかビクビクしなきゃならない。義理人情もファミリーの絆もあるのかどうか解らない。映画になるべくしてなったであろう実話を元に、こんなにもスピード感のある映画にしたスコセッシの度胸も凄いと思った
レイ・リオッタ、ジョー・ペシ、ロバート・デ・ニーロの3人が、素晴らしいっていうか、本物のそれに見える。参りましたね。ボスのポーリーが凄くいい人に見えるけど、目が怖い。
冗談を言いながらゲラゲラ笑いながらも、自分がコケにされると途端に怒るジョー・ペシがヤバくて最高、でも絶対怒らせたくない人。リーサル・ウェポンのジョー・ペシしか知らなかったからビックリした。
デ・ニーロも確実に怒らせたくない人。常に冷静でヤバいとなれば、情け容赦ない。そんな彼が電話ボックスをぶち壊すほど、取り乱して泣くギャップよ。上手いっすわデ・ニーロ。
スコセッシは既存曲の使い方が凄く上手いと思った。物語の年代とシーンにそれぞれの曲が上手いハマッていたと思う。クラプトンの「レイラ」(最後のインストの部分)が鎮魂歌の様に響いて、なんとなく爽やかな感じで終るのも良い。上手いね。
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