猫そぎチャンスペロッテ

グッドフェローズの猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

グッドフェローズ(1990年製作の映画)
4.3
この映画は、「大物ではない組織犯罪者」(マフィアの準構成員)の生きざまを描いた、ギャング映画の傑作です。

彼らは、お互いを“グッドフェローズ”と呼ぶ。いい奴だ、仲間だという意味で。

トミー(ジョー・ペシ)は「口の利き方」で、“使い走り”をかっとなり撃ち殺すほど気が短い。
そして、トミーは、イタリア人でマフィアの幹部にのしあがる道があったが、他の幹部を殺したことがばれて、呆気なく消されてしまう。

ジミー(ロバート・デ・ニーロ)もヘンリー(レイ・リオッタ)もマフィア幹部になれない(準構成員)、それは生まれがアイルランド系だから、幹部は生粋のイタリア人だけ、それは祖国の親類まで調査されるほど厳格だ。

ポールやジミーは、ギャングに憧れていたヘンリーを“使い走り”から育てていき、ヘンリーはあらゆる犯罪行為に手を染めていった。

しかし最期には、追い詰められたヘンリーは、政府の「証人保護プログラム」の下に入り、仲間(グッドフェローズ)を裏切って証言を行うことを選ぶ。


この映画で描かれた、イタリア・マフィアの血の掟や組織のヒエラルキー、仲間(グッドフェローズ)うちの殺しあい、それに裏切り行為などが、

そこが、分かりやすく、(ギャング全員が)怖かった‼️