カッコいい大人になりたくて、カッコいいオトナっぽくなれて、最終的にどんどんカッコよくなくなってく話
主人公の語りで展開してく&倫理的にどうかしてることが画面にずーっと繰り広げられるあたりウルフオブウォールストリート!いやこっちのがはるかに先だけど、ウルフオブウォールストリート大好きなので。テンション上がりました。音楽の使い方とかも完全にアゲにかかってるというか、カッコよすぎる。
でも、実話ベースに対してこういうこというのもアレだけど、キャラクターが最後まであんま好きになれなかったな…。ウルフ〜はなんとなく「愛すべきクズたち」に見えてきたのに対して、このグッドフェローズたちは…なにがグッドじゃいて感じで…
主人公は特に野心もなさそうだし、ボンヤリした憧れに端を発してズブズブに裏の世界の日常に浸り、感覚が麻痺していったのかな。顔がカッコいいのと人当たりがいいの以外に物語の主人公的なヒロイズムがあまりにもなくて、私の日常とはかけ離れてるはずなのに妙にリアルに感じた。
キレるポイントがよく分からない人とはお近づきになりたくないなと思った…