クリーム

レポゼッション・メンのクリームのレビュー・感想・評価

レポゼッション・メン(2010年製作の映画)
3.9
SF·アクション+ゴア描写。主人公の仕事が、人間から人工臓器を取り出して回収する仕事なので、痛いシーン多発。映画だと割り切って楽しめる人向き。私は好きなので問題なし!展開も面白いのでもっと評価されても良いのでは?と思うんだけど、スラッシャー部分のせいだろうなあ。
高価な人工臓器の開発で、長寿になった近未来。人工臓器の支払能力がなくなった人への臓器回収(レポメン)で生計を立てていたレミー。ある日、現場の事故で重傷を負い、人工心臓を埋め込まれてしまった。職場復帰を果たすが、以前のように仕事が出来なくなってしまう。自分が生きてきた社会に疑問を感じ、かつての同僚と戦うことを決意するのだった。



ネタバレ↓




冷徹で非情な『回収屋』が回収される側に回ってしまう。皮肉なお話なのですが、まず、回収の仕方が中々エグい。人の体を切り開き、体内の人工臓器を取り出す。痛いシーンばっかり。
ピンクドアに入った後、レミーとべスが顔を歪めながらメスでお互い切り裂き手を体内に押し込み、人工臓器をスキャンするシーンは見応えがあります。スラッシャー映画みたいでした。
展開が意外と面白くて、ハッピーエンドからのバッドエンド。
レミーが人工心臓を移植する羽目になったのは、同僚のジェイクの仕業だった。ずっと相棒でいたかったのか?理由がいまいち解らないけど…。
ピンクドアに入ってから、ジェイクが味方になるのが、何故?って思ったのですが、実は廃墟でジェイクに頭を潰された時に人工脳になっていて、そこからは、レミーが見ていた幻想だったというオチ。これは、予想を裏切られました。
一応、伏線は張ってて、ピーターがキャロルを銃で気絶させたり、ピンクドアが人工臓器で開いたりとおかしいなって所がありました。レミーの幻想ならありですね。
途中から、覚えた違和感の説明がつく構成で中々良いと思います。
で、やっぱりジュード·ロウ。美しい。
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