<あらすじ>
1962年の香港。
偶然にも同じタイミングでアパートの隣に引っ越してきた2組の夫婦。
新聞記者のチャウ(トニー・レオン)、そして商社の社長秘書であるチャン夫人(マギー・チャン)はお互いのパートナーがなかなか家に帰ってこない事が続きと、やがてその状況が意味するものをお互いに察し合い、2人は徐々に親密になっていくが・・・
<感想>
「女は顔を伏せ近づく機会を男に与えるが、
男には勇気がなく、、女は去る」
冒頭に出てくるこのメッセージが今作の展開を物語ってますね💫
トニー・レオンにマギー・チャンといった魅力的な組合せにもかなり魅了されました🌟
お互いのパートナー同士が不倫関係にあるという事実が分かるという最悪な状況の中、傷つき合ったチャウとチャン夫人の関係性にも変化が。
それでも、「一線を越えたくない」と、この関係性を壊さないようにと葛藤し続けるチャン夫人。
キスどころか、手を握る事も拒否。それでも、チャウに対する思いは垣間見えてきて。
この心情が、見ていてとても切なくもどかしかったです😢
「過去は見るだけで触れることはできない」
この言葉がまた切なさを助長しますね。。
触れる事が出来ないからこそ、過去に対するもどかしい思いがこみ上げてきます💧
何度も流れるBGM、そしてゆったりと流れていく時間がまた心に沁みてきます♬
一線を越えない大人の恋愛映画、なかなか見応えありました✨
ウォン・カーウァイ作品を観るのは「マイ・ブルーベリー・ナイツ」以来2作目。
ずっと気になってる「恋する惑星」も観たくなってきたなぁ😂