もの語りたがり屋

ソラニンのもの語りたがり屋のレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
3.3
幸せのかたちは人それぞれでいい

夢を叶えられなくても、当たり前にある目の前の細やかなものごとに幸せを感じられるか。それができるかで人生の生き方は大きく変わってくる。「幸せに向かっているときが一番幸せ」という言葉もある。

SNSのいいねで可視化される承認欲求溢れる現代社会で、本当に大切なことを教えてくれる映画。

「ソラニン」とはジャガイモの芽の毒のことで、旬を過ぎたら今の身体を捨て、芽を出し新しいものへと生まれ代わろうとする代名詞か。
決して別れの意味ではなく、過去を糧とし次の一歩を踏み出す勇気の話。