新人ヤクザのタツオは仕事上のトラブルの末、組に恋人を殺される。タツオは地元の仲間たちと共に、トラブルの原因となった政治家宅に押入り大金を強奪する。それは組に反旗を翻すも同じで。
序盤のあらすじはこんな感じで以降、ヤクザ・日系ペルー人のタクシードライバー・逃避行・ロードムービー・ハードボイルド・仇討ちと、書き出すとまるでカオスなんですが笑、最高にクールでシビれっぱなしの169分でした！
高橋和也演じる絶対絶命のシチュエーションでもどこか飄々としているタツオ。
役所広司演じる日系ペルー人寒竹。ヤクザや暴力に対して妙に肝が座ってる寒竹の、その悲しい理由が終盤の展開を熱くする。
この二人の神風がカッコ良くてたまらんのです。
タツオの上司でインテリヤクザのイシダも血が通って無さそうな怖さがありながら、タツオとのやり取りは妙な可笑しさとユルさがあって面白い。
そしてやはり一番凄いのが非道で軽妙で粋な台詞を吐いてジャズを奏でる、書き出すと一番カオスな人物笑、組の会長アニマルことミッキー・カーチス。存在感が凄過ぎて衝撃でした。
登場人物が濃過ぎ&上手過ぎでホント、良いモノ観させて頂きましたって気分です。
ヒロイン・タマについては特に無いです笑
