青二歳

サボテンさん、ちょっとの青二歳のレビュー・感想・評価

サボテンさん、ちょっと(1986年製作の映画)
3.9
ガリク・セコのサボテンを使ったストップモーションアニメーション。書籍や靴など無機物を使う作品も楽しいがサボテンも見事擬人化。
かわいいおしどり夫婦(サボテン)。お父さんサボテンがブラジャーに欲情して家庭の危機!という斬新というか珍妙なお話。トンチキな設定なのに、なんというか擬人化が破綻することはなく、難しいこと考えずにほのぼの観れる。

とはいえ家主が変わるくだりなどの不穏さは中々。なぜこうリアリティを入れてくるのか…ただのファンタジーなら無くてもいいものを。でもそこがチェコアニメらしいというかセコらしいところでしょうか。
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