たーたん

風たちの午後のたーたんのネタバレレビュー・内容・結末

風たちの午後(1980年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わってからもう一度頭から見ると、夏子はもう最初の登場の時点で少し壊れかけてたのかもしれないとわかった。部屋の中でのシャボン玉、薔薇を吐くのは何のメタファーか。
百合映画とはいうけれど一方的な愛情を濃密に描いているに過ぎない。美津はどこまで夏子を大切に思っていたのだろう。

そしてラスト、冒頭と同じカットの導入で最悪の状況が鑑賞者に示される。
部屋いっぱいの花、赤ちゃんの泣き声、そして虫の羽音。何を想像するかは鑑賞者次第。