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雨に濡れた欲情のlemmonのレビュー・感想・評価

雨に濡れた欲情(1953年製作の映画)
3.6
題材のテーマ的にはスワンソン、クロフォード版の方がしっくりきた記憶があるが、エンターテイメントとしてはこっちが楽しい。
なんと言っても「The heat is on」でしょ!リタ姐さん、エロ過ぎます。カッコいい!
ゴールデンコンビのアニタエリスの吹き替えに合わせて、汗ベトベトで踊り狂う。周りには欲情溢れる男共。大丈夫かいな、これ。

宣教師だの、説教だの、苦手だか、それを嘲笑うかのような物語が好き。語れば語るほど、語った本人に対して、何故ここまで語るのかと、疑いの目を向けたくなる。罪悪感のある奴ほどよく喋る。罪の意識に耐えれず、最後あーなるって救いようがない。

ただ最初に書いたが、メインテーマをよく伝えれているかというとそうでもない。ホセフェラー演じる宣教師が強引。ヘイワースの熱演でねじ込んでいる感はある。シカタガニーはもはやギャグ。


にしてサマセットモームはよっぽど人に裏切られた苦い思い出でもあるんだろな、と思う原作が多い💦
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