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東京キッドのOSHOのレビュー・感想・評価

東京キッド(1950年製作の映画)
3.5
戦後日本史、昭和芸能史…そのもののような映画なんだけど、
ストーリーはあまり面白くない。特に終盤はかなり無理矢理な展開。
当時、13歳の天才少女の美空ひばりのプロモーションビデオとして観る感じ。

主役マリ子役、美空ひばり
撮影当時は13歳の歌の天才少女。この映画のなかでも10曲くらい歌う。主題歌「東京キッド」はミリオンヒットに。

育ての父・三平役、川田晴久
昭和を代表する歌手、俳優、コメディアン。
美空ひばりからは師匠と呼ばれていたらしい。本作は師匠と弟子が親子役で共演。

実父役、花菱アチャコ
横山エンタツとともにエンタツ・アチャコとして現在も続くしゃべくり漫才を確立した人。本作では昔捨てたけど超金持ちになったため娘を引き取ろうとする実父役。

三平の親友の新六役、堺駿二
堺正章のお父さん。コメディアン・喜劇俳優

近所の変な人役、榎本健一(エノケン)
戦中戦後の日本を代表する喜劇俳優。
この映画でも特別出演扱い。
本作ではお笑いのパートを担当。

こうした出演者たち、日本人の常識として、名前くらいは知ってる。ただ、美空ひばり以外は(私は)見たことはなかった。そして、美空ひばりの子役時代もはじめてみた。

13歳の美空ひばりさん、演技もあまり上手くない。当然、歌はうまいけど、13歳にしては完成されすぎていて、ちょっと気持ち悪い。(テレ東のカラオケバトル(司会は堺正章)を観ているよう)

母一人娘一人で育った12歳のマリ子(美空ひばり)。母が亡くなるも昔捨てた父(花菱アチャコ)のところには行きたくない。
結局、独身の富子(高杉妙子)が引き取ることに。その富子に三平(川田晴久)と新六(堺駿二)か熱烈にプロポーズするも、結局、富子は三平を選ぶ。
三平と富子とマリ子の3人家族になったものの、今度は富子が死亡。
三平とマリ子の2人暮らしが始まり、「ギター流し」をしたらマリ子の方が人気者に…という話し。

(ポスターにある)美空ひばりが靴磨き屋をするシーンはありません。
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