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ニトラム/NITRAMのOSHOのレビュー・感想・評価

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
3.6
ヒリヒリするような青年の狂気を描いた映画。
こういう取り柄が1つもないような青年の物語は嫌いじゃないし、この映画が仮にフィクションだったら、大絶賛していたかもしれない。
ただ、この青年が1996年、35人を殺した銃乱射無差別殺人犯の話しと知ると、いたたまれない気持ちになってしまう。(オーストラリア、ポートアーサー事件)

難しい。
両親は何も悪くはないと私は思う。
ひろゆき氏が言っていた言葉かな。この世の中には一定の割合で犯罪を起こす人が生まれてくる。それが一番、しっくりくる答えかも…

たぶん、ニトラムは悪い奴じゃない。
悪人ではなくて生まれつきの殺人者だけなのでしょう。
犬にチョコレートを与えたら場合によって死ぬ可能性があるけど、親切心で犬に無理矢理チョコレートを食べさせるような行為をする人。

この映画ではある事情でこのニトラムに大量の金が入る。バカに金を持たせたらいけないの典型例みたいになってる。

とりあえず、無差別殺人犯を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技は本当に素晴らしかった。
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