「没後50年 映画監督内田吐夢」
このシリーズもこれで完結。有名な「巌流島の決闘」をクライマックスにしています。
73対1という、とんでもない闘い「一乗寺の決闘」を経てもなを、悩み続ける武蔵。人を切っても切っても悩みは晴れないが、勝負師としては着実に成長しているのは、宿敵、佐々木小次郎との比較でも明確。
このシリーズ全体に言えることだけど、一対一の決闘は、長い攻防はなく、すべて一瞬の一太刀で決まっている。実際にも、そういうものなのかもしれないです?
5話観て、波乱万丈で無双の強さの武蔵の半生でしたが、痛快さはなく、どこか哀しげなのは、内田吐夢監督の戦争体験が反映している感じがしました。