まさなつ

宮本武蔵 巌流島の決斗のまさなつのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)
3.8
「没後50年 映画監督内田吐夢」

このシリーズもこれで完結。有名な「巌流島の決闘」をクライマックスにしています。

73対1という、とんでもない闘い「一乗寺の決闘」を経てもなを、悩み続ける武蔵。人を切っても切っても悩みは晴れないが、勝負師としては着実に成長しているのは、宿敵、佐々木小次郎との比較でも明確。

このシリーズ全体に言えることだけど、一対一の決闘は、長い攻防はなく、すべて一瞬の一太刀で決まっている。実際にも、そういうものなのかもしれないです?

5話観て、波乱万丈で無双の強さの武蔵の半生でしたが、痛快さはなく、どこか哀しげなのは、内田吐夢監督の戦争体験が反映している感じがしました。
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