ゆうか

クリムトのゆうかのレビュー・感想・評価

クリムト(2006年製作の映画)
3.6
19世紀後半に活躍した画家クリムトの話。
病床の彼に、これまでの人生が虚実入り乱れて走馬灯のようによみがえっていく。

時間軸や論理性が乱れ、鏡の迷宮に迷い込む感覚。
どこを見据えればよいのかわからないので、
鑑賞後はまるで狐にばかされたのよう。
クリムトの絵画と同じく、画面の色彩がとてもきれい。
ジョン・マルコヴィッチが老いても尚魅力的だったんであろうクリムトとよく合っていて素敵。

美術の知識が欲しくなる。
それと合理的に理解しようとしてはダメだって先に知っておきたかったわ。
ゆうか

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