借りぐらしのコブレッティ

ALI アリの借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

ALI アリ(2001年製作の映画)
4.3
製作費 $107,000,000
興行収入$87,713,825

マイケルマン監督、「インサイダー」もそうですが製作費がかかり過ぎてこの映画も赤字。映画の教科書って言われている方で大好きなんですけどよく干されないですね。
 モハメドアリが20代の全盛期時代からベトナム戦争の徴兵拒否で米政府からの嫌がらせで試合が全く出来なくなり選手キャリアをふいにされる。しかしめげる事なく30代にバリバリ全盛期のジョージフォアマンとの世紀の一戦、キンシャサの奇跡を迎えるまでを描く。アリを演じるウィルスミスは見事で文句つけようがないが、今なら怪しい取り巻き演じるジェイミー・フォックスがアリを演じていたのでは?とも思う。
 マルコムXにかなり影響を受けた事がうかがえるので、映画「マルコムX」も観たい所だが未見。イスラム教に改心してカシアスグレイからモハメド・アリと改名しましたしね。ここらへんの米歴史、公民権運動とベトナム戦争を知らないとモハメドアリを理解出来ないというのがよくわかる。
 途中で出てくる「アリ、ボンバイエ!」はアントニオ猪木がアリからテーマ曲もらってお馴染みの「猪木、ボンバイエ!」になったのは有名ですね。
ラストの対ジョージフォアマン戦はめちゃめちゃ盛り上がるし胸熱。泣けます。
その後にアリ対猪木になるんですけど、その話は当然語られない。