ブラックホーク・ダウンのTacosのネタバレレビュー・内容・結末

現実に起きていることとは到底思えない。こうした映画を見ているとアメリカ軍兵士が白、アフリカや中東の国々が黒というイメージがこびりつく。そうした構図が、いつまでも無くならない差別を助長しているようにも思える。自分がこうした作品を鑑賞する側の人間であることに安堵し、自分の悩みなんてちっぽけなものだと安直に思う。映画はあくまでも演出ありきであり、実際とは異なる部分も多々ありと思うが、あまりにも作戦や戦場での行動が粗末なように思える。撮影スタッフや演者は制作中にノイローゼになったりしないのだろうか。見ている側は常に肩肘張りながら見ていたので、とても疲れる。戦争映画の意義とはなんだろうか。平和を謳うのか、現実を見せつけるためか。