シネオタ

Mのシネオタのレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
4.5
連続少女殺人。手をこまねく警察と、見兼ねて捜査に乗り出すマフィア。

ラストの私裁判のシーン。御託を並べ開き直る犯人と、怒りが頂点に達した市民の顔のドアップ。どちらも狂ったように感情を吐露する様には恐怖を覚える。死刑と私刑について考えさせる点では、今観ても全く古さを感じさせない。

個人的には「藁の楯」の元ネタっぽく感じた。
シネオタ

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