バインドー

オール・ザット・ジャズのバインドーのネタバレレビュー・内容・結末

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

正直ミュージカルは昔から本当に苦手で、でも映画好きなら克服して観られるようになりたいなぁ〜と思ってた。だからちょくちょく観てはいるんだけど、ハマったのは4本ぐらい。笑笑

そもそもミュージカルなんて アホにしか見えなかったし、なんでいきなり歌い出すんだよ!とか思ってたけど、この映画を観てなんか色々と覆された。

死さえも明るく楽しく過剰に歌い上げる主人公は素晴らしいし、それを観たらこっちのが現実なんじゃないかと思えた。誰かと話したり、日常を過ごす上で小さく縮こまってる。そんなのより、ミュージカルのようにいつでも明るく歌ったり飛び跳ねたりしてた方が実は人間の生き方的にリアルなんじゃないかと、なんとなくそう思えた。そう思わせられる何かがこの映画にはある!👍

それに歌や踊りのプロ、演奏者、そして振付師が考えて一つの芸術を作り上げていく過程もなんか感動したなぁ。毎回あんな笑顔でいるのもつらそうだけど、そこも凄いと思えるようになってきた。前はアホとしか思ってなかったけど。人間が作っていくもんだから、
この世にないものを作るのが素晴らしい。
そこは現実とはかけ離れた聖域だし、ディズニーランドって作った人たち 神だよな、とは昔から思ってたけど、ミュージカルもそう思えてきた。

予想してた映画とはだいぶ違いましたけど、凄く心に響く作品でした。そしてミュージカルが好きになった。気がする。笑笑
そんなきっかけを作った一作!
多分舞台裏が観られたからかな。
これからどんどんミュージカル観よっと!
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