ユナマリア

オール・ザット・ジャズのユナマリアのレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
4.0
ボブ・フォッシー監督が自身の半生を描くかなり変わったミュージカルもの。

タイトルからして分かりやすいミュージカルものかと思っていたのが、フェリーニの「8 1/2」のような内容で驚いた。

単純に自身の半生を描くのではなく、物語と関係の無いような日常や、「レニーブルース」等映画製作を描く点、そしてジェシカ・ラング演じる謎の人物がいる世界と何気に盛り沢山過ぎる作品。

女性との関係がだらしない描写が多々出てくるが、単なる遊びではない先天的な人間性と覚悟が描かれていたり、ミュージカルパートはシンプルに格好良かったりと、かなり癖はありつつも、名作と呼ばれるだけの作品世界が輝いていたようだった。
ユナマリア

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