蒼井ことり

オール・ザット・ジャズの蒼井ことりのレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
3.9
午前10時の映画祭にて。
こんな力作で冒険策があまり構成に知られてないなんてもったいないなぁーと思った。映画祭でチョイスしてくれた人もそう思ったんだろう。そしてこの映画を全く知らなかった私はありがたく観た。
主人公はショービジネスに生きる演出家。生きることにとことん貪欲で、ワーカホリックだ。彼の生き方が良いか悪いかは別として、「生きろ生きろ!悔いなく生きろ!悩んでる暇はないぞー!」ってな感じに喝を入れられた。私はいまわの際に絶対後悔したくない!
劇中に出てくる若きダンサーたち。今じゃ恐らく60代前後か?光陰矢の如し。人生って短いなぁ。
奇抜で全力投球な演出、劇中劇やダンスシーンが絶え間なくつづき、見所・見応えたっぷり(ちょっと疲れるくらい)。後半、主人公が生きるのが死ぬのか引っ張られすぎて、すこしクドい演出に感じるけど、それだけ彼の生に対する執着がスゴイと感じられて許せる。いやー、それにしてもアメリカ人女性たちの、レオタードから伸びた脚の長いこと長いこと!
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