【伝記映画ではない】
中国映画。ティエン・チュアンチュアン監督作品。
中国出身で囲碁の強豪として有名な呉清源を描いた映画であるが、彼の伝記をたどると言うよりは、イメージ的な表現が強く前面に出ている映画だ。
したがって、彼がいつどのようにして囲碁を知り強くなったのか、いつ日本に来たのか、誰と打ってどんな成績を残したのか、などなどは分からない。
ただ、一時期新興宗教に凝っていて囲碁から離れていた時期があったことは、私はこの映画で初めて知った。
イメージ重視で映画を見る人にはいいが、呉清源について伝記的な事実関係をメインにして知りたいと思って見ると失望するだろう。